【大腸がんの症状・検査・治療|部位別がん情報】

女性の死亡件数1位の危険ながん

大腸がんは女性のがん死原因の第1位を占めており、男性でも3位です。

 

年齢が高くなるほどリスクが増すタイプのがんです。

 

大腸がんについてまとめました。

 

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大腸の構造と大腸がんの種類

大腸は小腸から消化物を受け取り、最終的な消化をして肛門から排泄する、長さ2mほどの器官です。

 

また、単なる消化器官ではなく、大量の菌が住んでいて、その中の乳酸菌などのいわゆる善玉菌が、免疫を強化したり、さまざまな健康機能を果たしています。

 

その構造は川上から盲腸→上行結腸→横行結腸→下行結腸→S字結腸→直腸→肛門管→肛門となっています。

 

このどこかにできるがんが大腸がんですが、日本人に多い発症部位はS字結腸と直腸です。

 

大腸がんのリスク要因

大腸がんは高齢になるほどリスクが上昇するがんです。

 

40代から増加し始め、50代から本格化し、60代からがピークです。

 

死亡件数は女性では1位、男性では3位です。

 

肉好きの野菜嫌い、飲酒、肥満などがリスク要因と言われています。

 

大腸がんの症状

大腸がんは早期の段階ではほとんど自覚症状がありません。

 

がんがある程度大きくなってくるとまず、次のような症状がでます。

 

  • 便に血が混じる
  • 便が細くなる
  • 下痢と便秘を繰り返す
  • 残便感がある

 

一番最初の症状は出血で、肉眼で見えない量でも便潜血検査をすれば検出可能です。

 

やがて時々便に血がついているのが見えたり、肛門から直接血を排泄したりするようになります。

 

痔だと思っていたら大腸がんだった、というのはよくあるケースです。

 

しかし痔は真っ赤な鮮血なのに対し、大腸がんの出血は大腸を通過して排泄されるので、黒っぽくべったりした外観になる傾向があります。

 

そういう血が出た場合は、「大丈夫。きっと痔」などと考えずに、すぐに検査をしてもらうことです。

 

便が細くなるのは、腸内に突出物ができて便の通り道が細くなっているからです。

 

通り道がさらに細くなると、腹部の膨張感・しこり・腹痛などが起きます。

 

がんが腸を完全に塞ぐと腸閉塞(イレウス)となり、激しい腹痛や嘔吐が起きます。

 

がんは大腸の壁の外側へ広がっていき、他の部位への転移が始まります。

 

転移しやすいのは一番は肝臓で、ほかには肺・脳・骨が多いです。

 

転移した臓器によってさまざまな症状が出ます。

 

肝臓では黄疸・食欲不振・倦怠感、肺では胸水・咳・血痰、脳では頭痛・嘔吐、骨では病的骨折などです。

 

大腸がんの治療

大腸がんは早期に発見すれば完治します。

 

治療の基本は患部の切除で、がんが表層の粘膜にとどまっている初期の段階なら内視鏡で実行でき、簡単です。

 

この段階でカタをつけることです。

 

大腸の外壁まで浸潤し、さらに転移を起こしてからでは、治療は大変なことになります。

 

以下に代表的な治療法を紹介します。

 

外科手術

転移していない場合は、がんの部位と両端ゆとりを取って切除し、腸管をつなぐ。
発症部位が直腸の場合、肛門もとって人口肛門(ストーマ)を取り付ける場合もあるが、最近は直腸手術の8割で肛門を保存できるようになった。
開腹手術と腹腔鏡手術がある。

化学療法(抗がん剤)

大腸がんに最も有効なのは病巣切除の手術だが、抗ガン剤も再発防止のために補助的に用いたり、手術が難しい場合に使用されたりする。
フォルフォックス療法が代表的。

放射線療法

大腸は動くので、体外から放射線を正確に当てることは困難。
放射線療法は手術の前後に補助的に用いることが多い。

内視鏡手術

肛門から内視鏡を入れて、目視しながら患部を切除する。
初期の小さながんなら適用可能。患者の体の負担は格段に軽い。

 

大腸がんの検査

すでに述べたように大腸がんは早期発見が大切で、40歳を過ぎたら便潜血検査を受け始めるべきです。

 

以下に代表的な検査方法を紹介します。

 

便潜血検査 検便してヘモグロビンを検出する。2日分の便を調べる「2日法」の方が精度が高い。
大腸内視鏡検査 先端にカメラのついた管を肛門から挿入。

目視で患部を確認し、そのまま切除手術が可能な場合も。
事前の絶食・浣腸が必要。

注腸造影検査 大腸に造影剤(バリウム)を注入してレントゲン撮影する。
PET検査 ブドウ糖に近い放射性物質を飲んで、体外に出る放射線を撮影して体の断面図を作る。

がんは正常細胞の3〜8倍のブドウ糖を吸収するので、がん部位が明るく映る。
初期の小さながんも発見できる。

CT検査 CTではよほど大きい大腸がんでないと見つけられないので、CTは大腸がん検査に不向きとされてきた。

しかし、「3D−CT検査(CTコロノグラフィ)」の登場により、最近は大腸がん検査にも用いられる。

 

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