【前立腺がんの症状・検査・治療|男性固有のがん情報】

高齢男性の危険ながん

前立腺は、男性だけにある臓器です。

 

肛門に指を入れて、背中側ではなく腹側を触れば、腸壁を介してその膨らみが確認できます。

 

役割は精液(精子ではなく)の分泌です。

 

この器官が高齢になるほどがん化のリスクを持ち、男性のがん死の5%も占めています。

 

前立腺がんについてまとめました。

 

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前立腺がんのリスク要因

まずは年齢です。

 

45歳以下では稀ですが、50代以降に急増し、年を取るほどリスクが高まります。

 

次に遺伝的要因で、家族に前立腺がんになった人がいると発症しやすい傾向がわかっています。

 

人種も大きなリスク要因で、黒人男性に多い事が知られています。

 

前立腺がんの症状

初期には自覚症状が乏しく、気づきにくいのが前立腺がんの怖いところです。

 

最初の自覚症状は、尿が出にくい・切れが悪い・残尿感・夜間の頻尿などですが、「大したことではない」と考えて見過ごしがちです。

 

血尿、骨への転移による腰痛などで気づくことも多いですが、その段階ではかなり進行しているといえます。

 

前立腺は小さい臓器で周辺に腰椎・骨盤・大腿骨・肋骨・脊椎など多くの骨があるため、他のがんより早い段階で骨転移が起こります。

 

すると原因不明の腰痛、背中の痛み、手足のしびれなどが起きてきます。

 

その次にはリンパ節に転移して下半身のむくみが起き、さらに肺や肝臓に遠隔転移します。

 

前立腺がんの治療

外科療法

前立腺を手術で切除。精巣や膀胱の一部なども切除せざるを得ない場合がある。
最近は腹腔鏡を使う方法も浸透。

放射線治療 前立腺がんは放射線の感受性が高いため、有効な方法。
化学療法(抗がん剤) ドセタキセルという薬の有効性が確認されて、近年盛ん。
ホルモン療法 前立腺がんの増殖を助ける男性ホルモンを抑制する薬を投与する。
待機療法

あえて手術せずに様子を見る方法。
前立腺がんは進行が遅いので、高齢患者の場合は無理に手術せずに寿命まで共存する選択肢を取ることもある。

 

前立腺がんの検査

初期に自覚症状のあまりないがんなので、50歳を過ぎたらPSA検査を受けるべきです。

 

50歳以上で排尿障害や原因不明の腰・背中の痛み・手足のしびれを感じたら、すぐに検査してもらいましょう。

 

PSA検査 前立腺がんがあるとPSAというたんぱく質の血中濃度が上がる。そこで血液検査で前立腺がんの可能性を調べられる。最も基本的な検査。これにより早期発見が容易になった。
直腸診 医師が肛門から指を入れて腸壁の上から触診。がんがあると硬くごつごつしてくる。
エコー検査 肛門からプロープ(超音波を出す器具)を入れて画像撮影。がんより前立腺肥大により適した検査。
MRI検査 磁気を応用して体の断面図を作る。精細な画像が得られ、初期の小さながんもわかり、周囲への広がりも詳細につかめる。CTと違ってX線被ばくもない。
PET検査 全身のがんを一度にチェックできることで人気のPET。ただし前立腺がんの発見は不得意分野。がん組織に多く吸収されるブドウ糖類似放射性物質を泌尿器系臓器は排泄してしまいやすいため。
針生検 初期検査で異常が疑われた場合に行う。前立腺に針を刺して組織を採取し、検査する。

 

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